サンタクロース=ヨウルプッキ (Joulupukki)
子供達にとってクリスマスの主役はサンタクロースです。フィンランド語では「Joulupukki=ヨウルプッキ」とよばれクリスマス・イブの夜にやってきます。大抵の場合、父親がサンタクロースに扮装しているのですが、時には近所や親戚の人が工夫を凝らしてサンタクロースになります。子供たちはサンタクロースの小さな助手Tonttu=トンットゥの格好をします。赤い帽子に赤い飾りのついた灰色の木綿の服という出で立ちです。サンタクロースは、家々に到着すると必ず同じ質問をします:「この家には良い子はいるかな?」するといつも熱心な「はーい」という子供達の声。サンタクロースは、大きな袋にプレゼントをいっぱい入れてやってきます。子供たちはサンタクロースのために歌を歌い、輪になってゲームをすることもあります。ひとしきり歌い遊んだあとで、サンタクロースは子供たちに、彼がどんなに遠くからやってきたか、北極圏にあるラップランドから長い長い旅をしてきたかを話します。
サンタクロースはラップランドにあるコルバトゥントゥリ(Korvatunturi)という耳の形をした山に住んでいるのです。(フィンランド国営放送局は1929年に、コルバトゥントゥリをサンタクロースの住家に決め、そのとき以来、この地にサンタクロースの本部があるのです。)子供たちがたくさん待っているので、サンタクロースは一軒の家にいつまでも長くいるわけにいきません。子供も大人もサンタクロースのための、最後の歌を歌い終わるとサンタクロースは、杖を手にし、毛皮とフェルトのブーツに身を包みのっしのっしと歩み去っていきます。サンタクロースの小さな助手たちは残って、プレゼントをみんなに配るのです。
著者:カイス・ヴォリオ(Kaisu Vuolio)
ヘルシンキ大学教授
■サンタクロース村
■サンタパーク
■サンタクロース学校
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