フィンランド映画
「過去のない男」
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人口500万人というフィンランドでは、映画製作のために国からの補助を受けるのが通常です。純粋なフィンランド映画は年間10本前後しか製作されません。作品は、フィンランドの文化に根ざした作品が多いので、海外で公開されることあまりありません。
それでも、フィンランドは世界的に認められる良質な映画も作り出してきました。1930年代の映画監督ニュルキ・タピオヴァーラは、第2次世界大戦で戦死したため、数本しか映画を撮ることはありませんでしたが、その完成度は高く、日本では2001年のフィルメックス映画祭で特集上映が行われ話題になりました。
「ヘイフラワーとキルトシュー」
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1950年代の映画「白いトナカイ」は、ラップランド地方の幻想的な話で海外でも高い評価を得ました。1980年代からはアキ、ミカのカウリスマキ兄弟が独特の作品を発表し始め、世界の映画人たちに注目されるようになりました。アキ・カウリスマキの「過去のない男」が2002年カンヌ映画祭でグランプリを受賞したことで、映画ファンだけでなく一般にもフィンランド映画の知名度がアップしました。小品ながら、海外で上映されるフィンランド映画は2000年度に入ると増えてきて、2005年日本公開の「ヘイフラワーとキルトシュー」といったフィンランド映画がミニシアターで、人気を集めるようになりました。
純粋なフィンランド映画ではありませんが、ハリウッドのアクション映画監督として知られるレニー・ハーリンはフィンランド出身。アキ・カウリスマキのお兄さん、ミカ・カウリスマキもブラジル在住のフィンランド人映画監督で、ブラジルの音楽を追ったドキュメント映画「モロ・ノ・ブラジル」を始めとし、海外で撮影した映画を多く生み出しています。
「ククーシュカ ラップランドの妖精 」
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ロケ地としてフィンランドが選ばれる映画も少なくはありません。かつて冷戦時代は、ロシアでの撮影が難しかったため、ヘルシンキがロシアの街並みとして映画になったこともあります。ドイツ映画の「ハンネス、列車の旅」やスペイン映画「アナとオットー」、ロシア映画「ククーシュカ〜ラップランドの妖精」(2006年春公開)といった作品は、幻想的なラップランドで撮影された映画です。日本映画では2006年春公開の荻上直子監督の「かもめ食堂」がオール・ヘルシンキ・ロケの作品です。
フィンランドの魅力を映画で味わってから、実際にフィンランドを訪ねてみてはいかがですか?
フィンランド国内の主な映画祭
ミッドナイトサン・フィルム・フェスティバル
カウリスマキ兄弟の主催するラップランドのソダンキュラで6月の白夜の季節に開催される映画祭。豪華なゲストの来訪とゲストの特集上映や、フィンランド国内作品など幅広い作品が朝まで上映されるユニークなフェスティバル。
インターナショナル・ショート・フィルム・フェスティバル
毎年3月に開催されるタンペレの短編映画際。数十秒から1時間弱の短編作品をコンペティションで上映。
ヘルシンキ国際映画祭
秋にヘルシンキで開催される「ラブ&アナーキー映画祭」は、その名のとおり、一筋縄ではいかない癖のある作品が新作を中心に上映されます。
フィンランド映画
について(英語)
アキ・カウリスマキ
について(英語)
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